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内窓の効果は?効果を感じられない原因や、設置前に確認したいポイント

  • コラム



光熱費の値上がりが続く中、「家の断熱性を上げたい」というご相談が増えています。

内窓は断熱性・防音性・防犯性などを高めるリフォームとして人気がありますが、

窓の状態や住まいの構造によっては、期待したほどの効果が得られないケースもあります。

今回は内窓の効果・注意点・ガラス選びのポイントをまとめて解説します。

 

窓リフォームの種類

窓リフォームには複数の方法があり、目的や予算に応じて選べます。


内窓(インナーサッシ)を追加する

既存の窓の内側にもう1枚窓を取り付ける方法。
断熱・防音・結露対策に効果的で、工事も短時間。



外窓をサッシごと交換する(カバー工法)

既存の窓枠の上から新しい枠をかぶせる工法。
断熱性・気密性を大幅に改善できるが、費用は内窓より高め。



ガラスだけ交換する

サッシはそのまま、ガラスを複層ガラスなどに交換。
費用は抑えられるが、サッシの性能が低いと効果は限定的。



断熱フィルムを貼る

最も手軽で安価。
ただし効果は限定的で、結露対策には弱い。

 

内窓とは? 窓リフォームの中でも内窓が注目される理由

「二重窓」「二重サッシ」とも呼ばれます。

外窓と内窓の間にできる空気層が断熱材の役割を果たし、室内を適温に保つ効果があります。

窓リフォームの中でも効果と費用のバランスが良く、工事も短時間で、断熱・防音・結露・防犯をまとめて改善できます。

近年は省エネ性能向上のため、新築でも標準採用されるケースが増え、国の補助金制度でも強く推奨されています。

 内窓の設置で期待できる5つの効果
  1. 断熱性の向上

空気層が外気の影響を抑え、夏は暑さを、冬は寒さを室内に伝えにくくします。

  1. 気密性の向上

隙間風を防ぎ、室温が安定します。防音性も向上します。

  1. 光熱費の節約

室温が安定するためエアコンの稼働時間が減り、電気代の節約につながります。

  1. 結露の減少

空気層が外気との温度差をやわらげ、ガラス面の結露を抑えます。

  1. 防犯性の向上

窓が二重になるため侵入に時間がかかり、防犯対策としても効果的です。

 

内窓リフォームの費用相場

内窓(二重窓)は、1窓あたり約415万円(小窓:47万円、腰高窓:510万円、掃き出し窓:1015万円)が施工費込みの相場です。

LIXIL「インプラス」やYKK APプラマードU」やなどが代表的で、ガラスの厚みや種類(複層、Low-E)により価格が変動します。

国の補助金制度「先進的窓リノベ2026」では、高性能窓へのリフォームで最大100万円の補助が受けられる可能性があります。

内窓を設置する前に確認したいポイント

・寒さ・騒音の原因は本当に「窓」か?

通気口からの騒音、壁や天井の断熱不足 など原因が別にある場合は内窓だけでは改善しません。


取り付けできない窓がある

上げ下げ窓、内倒し窓、天窓 などは内窓が付けられない場合があります。


カーテンレール・ブラインドの干渉

内窓の設置位置と重なる場合、レールを前に出す・ふかし枠を使う など調整が必要です。

 

内窓の効果が感じられない原因

 施工不良⇒隙間があると十分な性能が発揮されません。


 
一部の窓だけ設置した⇒内窓を付けた箇所以外から冷気が入り、体感温度があまり変わらないことがあります。


 
ガラスの選択が不適切⇒寒冷地で単板ガラスを選ぶなど、住居の環境に合わないと効果が弱くなります。


 
部屋自体の断熱性が低い⇒壁・床・天井の断熱が不足していると、窓だけ改善しても室温が安定しにくいです。


 
窓以外からの騒音⇒ 換気口・壁・配管などからの音は内窓では防げません。

 

まとめ

内窓設置は多くのメリットを持つリフォームです。

内窓は決して安い工事ではないため、状況に合った最適な方法を選び、専門業者に相談しながら進めると安心です。